ゴーストのコンセプト

1.ゴーストに何をさせたいか

ゴーストは、デスクトップ上に立つ仮想人格をそなえたマスコットプログラムです。
まず、ゴーストを作るにあたって何をしたいかを考えましょう。

例えば、漫才を繰り広げる、様々な用事をこなしてもらう、物語を紡ぎ出す、などが考えられます。
デスクトップも、実際にデスクトップに住み着いているという設定にするのか、あるいは中継カメラのものだと考えるのかで、ゴーストとユーザーの関係が変わります。

 1-1 漫才ゴースト

   2体のゴーストがデスクトップの片隅で無駄話をくりひろげてユーザーを楽しませるなど。

 

 1-2 作業をしてもらう

   ランチャ、天気予報、和英辞書、ラーメンタイマーなどなどの用事をこなしてもらう。

 

 1-3 物語性をもたせたゴースト

   どうしてユーザのデスクトップにやってきたのか? 自分たちは何者なのか?
   ということを紹介して、独自の世界を構築することも面白いでしょう。

 

 通常はこれらの要素を組み合わせることでゴーストは構成されています。

 

3.ゴーストの特性

 ゴーストを作る上でいくつか考慮しなければならない特性があります。
 ゴーストは絵と文で構成されているという点では、マンガやADVゲームやライトノベルと似ています。
 しかし、

 3-1 吹き出しが小さい

    長文を表示するにはむきません。
     また、2体のやりとりが数回に渡るとユーザーが会話に追いつけななることがあります。
    
     なるべく無駄な修飾をはぶく・適時空行・ウェイトを入れるなどを心がけるとよいでしょう。

 

 3-2 終わりがない

    ゴーストをユーザがアンインストールしないかぎりゴーストに終わりは来ません。
    その点で、終わりがある小説のような表現には向きません
    但し、自分で自分を消去することはあります。

 

2.この入門では

 「二人でデスクトップに立つ」「物語性のある」ゴーストを作ってみます。

 

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